バージョンマイグレーションガイド
このページでは、バージョン間の変更点と、あるバージョンから別のバージョンへの移行方法について説明します。
Morph 0.2.1 to 0.3.0
Dockerfileのアップデート: フロントエンドのビルド
v0.3.0ではフロントエンドのビルドが追加されました。ローカル環境から morph deploy
を実行する場合は、以下のようにDockerfileを更新してください。
morph_project.yml
のアップデート
v0.3.0では、morph_project.yml
の設定が変更になりました。こちらのリファレンスを参照してください。
フロントエンドのアップデート
v0.3.0 ではフロントエンドのプロジェクト構成が変更されました。
マイグレーションのために以下の手順でプロジェクトをアップデートしてください。
morph-data~=0.3
をインストール後、以下のコマンドを実行してください- プロジェクトのルートで実行してください。
- venv や virtualenv を利用している場合は、仮想環境を有効化した状態で実行してください。
- [npm のパッケージを追加でインストールしていた場合のみ] インストールしていたパッケージを手動で再度インストールしてください。
Morph 0.1.9 to 0.2.0
Dockerfileのアップデート: CMDコマンドの変更
Github連携に伴いMorphで構築したアプリの実行コマンドをデプロイ環境にインストールする方法が変更になりました。
具体的にはローカル環境で作成した.morph/core/morph
ディレクトリにあるapi/app.py
をデプロイ環境にコピーする方式から、パッケージとしてインストールされたファイルを実行する方式に変更になりました。
それに伴い、morph deploy
実行時にもv0.2.0以降ではdockerfileでのエントリーポイントが変更になっています。
v0.2.0の変更でmorph new
コマンドで生成されるDockerfileのCMDコマンドが変更されましたので、これまでのバージョンをお使いの場合はCMDコマンドを変更してください。
/staticディレクトリの追加
v0.2.0ではスタティックファイルをホストするための/static
ディレクトリが追加されました。/static
以下に配置されたファイルは、フロントエンドアプリケーションからアクセスできます。
これまでのバージョンをお使いの場合は/static
ディレクトリを作成してください。
Morph 0.1.7 to 0.1.8
Dockerfileのアップデート: <LLM />
<Chat />
のストリーミング処理の改善
LLMを用いたストリーミングレスポンスの挙動の改善に伴い、DockerfileのベースイメージとCMDの設定が変更されました。
v0.1.8以降で morph new
コマンドで初期生成されるDockerfileは以下の形式で初期化をされます。
併せて、初期化時に.dockerignoreファイルを生成し、COPYコマンドでは個別のファイルのコピーではなく、.dockerignoreファイルで除外されたファイルを除外したディレクトリをコピーするように変更しました。
これによりローカルの開発環境でのディレクトリ構成が変更された場合もDockerfileの更新が不要になります。