Morphでは、マークダウン形式とReactコンポーネントを組み合わせて、リッチなデータアプリケーションを簡単に作成することができます。

このセクションでは、データアプリケーションを構築するための手順を説明します。

MDX

Morphでデータアプリケーションを構築する際には、MDX (https://mdxjs.com/) を使用します。MDXの詳しい使い方については、MDXの公式ドキュメントを参照してください。

0. セットアップ

データアプリケーションを構築するためには、まずMorphのワークスペースを開いて、以下のコマンドを実行してください。これは数分かかる場合があります。

npm i -S @use-morph/page-build && npx morph-page init

1. mdxファイルを作成する

まず、データアプリケーションのコンテンツを記述するためのmdxファイルを作成します。mdxファイルは、マークダウン形式で記述されたテキストとReactコンポーネントを組み合わせて、リッチなコンテンツを作成するためのファイルです。 ワークスペースのホームディレクトリの src ディレクトリにmdxファイルを作成してください。

2. mdxファイルを編集する

mdxファイルを作成したら、内容を編集していきます。

とても重要な要素として、2つの変数をexportする必要があります。

  • name … これは、このファイルのページのパス名です。例えば、nameがindexの場合は/となり、nameがaboutの場合は/aboutとなります。

  • title … これは、このファイルのページのタイトルです。画面内のメニューやタイトルに表示されます。

以下は、index.mdxファイルの例です。

index.mdx

export const name = 'index';
export const title = 'Top page';

# Top page

This is the top page of the data application.

通常のマークダウン記法を使用することができます。

3. Morphのデータを利用する

Morphのデータを利用するには、専用のコンポーネントを用いて、Python関数やSQLファイルの name をプロパティとして渡します。

以下は、Pythonの実行結果のDataFrameをテーブル表示する例です。

index.mdx

export const name = 'index';
export const title = 'Top page';

# Top page

This is the top page of the data application.

<div className="h-[600px] w-full">
  <DataTable alias="aggregate_py" />
</div>

Morphのコンポーネントの詳しい仕様は、Data Applicationのページを参照してください。

4. データアプリケーションの起動

データアプリケーションを起動するには、mdxファイルの編集画面右上にある Preview ボタンをクリックしてください。

5. Pagesセクションでデータアプリケーション全体にアクセスをする

Pagesセクションでは、ワークスペース内で作成したデータアプリケーションにアクセスすることができます。 データアプリケーションの右上には、作成したデータアプリケーションを切り替えるボタンがあります。

こちらから、作成したデータアプリケーションを簡単にチームで共有することができます。